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2015.06.16
ジャン・レオンの生涯
こんにちは、ギャルソンの伊藤です!!
今日は1964年に設立された、スペインで初めてカベルネ・ソーヴィニヨンや
シャルドネを植樹したワイナリーで、スペインにおけるフランス品種ワインの先駆者
「ジャン・レオン」の生涯のお話です
ジャン・レオンは1929年にスペインのサンタンデールに生まれました。
父親や兄の事故死などの不幸を乗り越え、19歳でアメリカに渡り、
ハリウッドでフランク・シナトラがオーナーを勤めるレストランでウエイターの職を得た彼は、そこでレストランの顧客であった有名スターと友人となります。
彼はジェームス・ディーンと新しいレストランの開店の約束をしましたが、その実現に向かっている途中で、ジェームス・ディーンは事故でこの世を去ってしまいました。
その悲劇にも屈することなく開店したレストランが「ラ・スカラ」です。
開店するや、ラ・スカラはジョン・F・ケネディを始めとする大統領から俳優、映画監督など多くのセレブに愛されます。
また、彼は彼のレストランの顧客であった、生前のマリリン・モンローに会った最後の人物とも言われていますが、彼は生涯そのことについては話そうとしなかったとの事です。
ワイン造りをはじめてからは、ラ・スカラだけでなく、彼のワインもまた、高い評価を得て、1980年にはホワイトハウスで行われた、ロナルド・レーガン大統領就任式にて、ジャン・レオン カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルヴァ 1975年が振舞われました。
レーガン大統領は「ラ・スカラ」で、ジャン・レオンと度々ワインについて熱く語り合ったといいます。 念願のワイナリーを創設後、晩年は病に苦しみ、2年間の一人での航海を経て1996年にこの世を去りました。
ジャン・レオンのワイナリーは1994年にミゲル・トーレスの傘下に入り、ジャン・レオンのポリシーを忠実に受け継いだ、彼の名を冠したワインを造り続けています。
このジャン・レオンの生涯を知ってのこのワインの味はまた特別なものかもしれませんね